新疆カラマイ市上空に黒竜出現?


新疆新聞網(http://www.xjnews.com.cn/)より


 11月8日午後7時ごろ、カラマイ市南の上空に数十キロにも及ぶ黒雲が現れ、市民の間で「どこで火事が起きたのだ?こんなことは今まで見たことがない」と騒ぎになった。


 黒雲は午後7時ごろ現れ、東西に広がり、北へ移動していった。黒雲の広がりは長さ数十キロにも及び、移動の速度も非常に速く、牙を剥き出し爪を振るう黒竜のようであり、移動中も散開せず、そのまま8時半ごろまで続いた。


 多くの市民はどこかで火事が起きているものと思い、北疆カラマイ取材部のニュース・ホットラインでは多くの読者の「市の南の油田で火事が起きている」という電話を受けるまでに至った。記者の確認したところ、当日に市内ではどのような火災も発生していなかった。


 カラマイ市気象局の技師汪満賢によれば、気象学上ではこのような雲を層積雲と呼び、地上からは1000メートル離れている。平たいものや塊になったもの、または細長い雲から成っている雲層やその断片、雲の塊が群をなし、横に波のように並ぶ。通常は灰白色か灰色で、厚くまた暗い、と。


 汪満賢はこの種の現象は異常気象に属するものではなく、カラマイ市では夏にはいつでも発生する可能性があるが、冬にはあまり見られない、と語った。(記者李遠新撮影)


                          (編集 呉核)


http://www.xjnews.com.cn/news/2004-11-11/20041111135245.htm