『大紀元』(http://www.epochtimes.com/gb/ncnews.htm)より


 【大紀元11月13日報道】(中央社台北14日電)報道によると、中共中央宣伝部は各地の新聞を管理する部門に通知を下し、各級の報道機関に「勝手に低意のある爆発、暴動、デモ、ストなどの事件についての報道をしてはならず」、新華社の統一原稿に基づくように要求し、宣伝規律の違反者については規定に基づき厳重に処分する、とした。


 香港の『明報』紙は今日事情通の指摘として、四川、河南、重慶などで最近大規模な暴力的衝突事件が起きていることが、北京当局を震撼させている。連鎖反応を引き起こし社会を揺るがすことを回避するため、中共中央宣伝部は「悪性衝突」事件の報道を厳禁した。中央宣伝部の通知はさらに、「党による宣伝の管理」の政治的優点を伸ばすことを堅持し、メディアに高度の政治的責任感をもって指導するよう要求し、中共が強固に世論宣伝の陣地を掌握することを確保し、社会の安定を確保するよう要求している、と述べた。


 話によると、迅速かつ詳しく爆発、暴動、デモおよびストライキなどの事件を報道した一部の新聞・メディアはすでに管理部門からの警告を受けた。先日、広東のある新聞が幾つかの社会ニュースを報道したことで、内部で名前を挙げて批判されるなどしている。


 報道は中央宣伝部が各メディアに出した通知はさらに報道姿勢に関する思想を正し、好ましい主旋律の報道を多く行い、社会の効果利益に注意し、センセーショナルや発行部数のみを考慮したはならないと要求した。通知はまた、安定に影響するような悪性事件を法律すれすれに、また(当局者の)弱みに付け入るようなそれとなく遠回しに言う式の報道を禁止した、と指摘している。


 また中国大陸のメディア関係者が漏らした話を引用しながら、中央宣伝部の最近のメディアに対する牽制は日増しに厳格になり、一部のメディアの管理者は地位を失うことだけを恐れ、報道を「過ぎたるは及ばざるが如し」の心理で行っている。イデオロギー管理部門の牽制の下、各地のメディアは類似の突発事件に対し、再び「集団で口を塞ぐ」ことになることが予想されるとしている、と伝えた。


http://www.epochtimes.com/gb/4/11/14/n717282.htm


 追:広東省で起きた事件については以下の記事を参照:


http://www.epochtimes.com/gb/4/11/6/n710726.htm
http://www.epochtimes.com/gb/4/11/14/n717170.htm